ネイリストという仕事はお客様が喜んでくださる姿を直接見ることができる素敵なお仕事です。ネイリストになってサロンで働いてみたい！と考える人はたくさんいらっしゃいます。
今の仕事について3年。仕事も慣れてきたし同僚もいい人ばかりで何の不満もない。でも、平凡に過ぎていく毎日に訳もなく不安になる。
実は1年前からセルフネイルを始めて、ネイルを変えるたびに気持ちがリフレッシュされたり、同僚に褒められたりして、ジェルネイルの色やパーツを揃えることが休日の楽しみになっていた。
同僚や家族にもネイルを施してあげることも増えて、みんなが喜んでくれるのが嬉しくて。
心のどこかで、ネイルサロンで働いてみたいな、と思っていたのだけど、その気持ちがどんどん大きくなってきて。
今の職場が嫌なわけではないけれど、このまま日々が過ぎていくだけでいいのな、チャレンジするなら早い方がいいとも思うし、とモヤモヤしながら過ごしている。
ネイリストになりたいという気持ちがどんどん強くなってきていることに気づかないフリをしていたけれど、暇つぶしのつもりで、SNSでネイルサロンを調べてみたり求人サイトを覗いてみたり、ネイルスクールのサイトを見てみたり。
あ、私ネイリストになりたい。チャレンジするなら今しかないかも。
そう思ったら今度は逆にネイリストになる不安が襲ってきた。
これまでは趣味でやってきたけれど、本当に仕事としてサロンで働くことが自分にできるのだろうか。
YouTubeでやり方を覚えて自己流でやってきたからスクールには通いたい。でも自分に趣味以上のことができる？素質はある？
細かい作業は嫌いではないけれど、私のレベルで大丈夫？実際ネイリストとしてサロンで働くとしたら、どんな人が向いているの？
いざ考え始めるとイメージがわかずに不安になってくる。でも一度きりの人生だしチャレンジしたい！
一般企業に勤めていた人がネイリストに転職される人もここ数年で急増しています。ですが、なんだか技術職というものが憧れの域から自分ごととして現実になることがイメージできないで不安という気持ちになりますよね。
そこで、心配ばかりで一歩踏み出せないという人にネイリストとして実際のサロンで働くときに必要なスキルをお伝えします。
他業種からネイリストに転職する際に不安になる理由
一般的な企業からネイリストになろうと考える人の中には、ネイリストにはなりたいけれどネイルサロンで働くことが不安という人も多くいらっしゃいます。
どうして不安になるかというと仕事のイメージがわかないから。
美容師やエステティシャン、ネイリストなど人をきれいにするお仕事は、表の華やかな部分しか見えないため、お客様として通っている段階では表で見えている仕事以外、どのようなことをしているのかわかりません。
そのため、自分に本当にできるのかイメージがわかないため、勝手な想像をして不安になってしまうのです。
実際のサロンワークは、サロンごとに異なりますので、ここでは詳しく説明をしませんが、ネイリストとしてサロンで働くために必要なスキルをしっかり身につけていればどんなサロンでも問題なく働くことができます。
ネイリストになりたい人に身につけて欲しい３つのスキル
この３つのスキルがあれば、どんなネイルサロンでも問題なく楽しく働くことができます。
その３つのスキルとは
１．ネイル技術
２．センス
３．接客
となります。
この３つのスキルを磨き続けることで、ネイリスト人生は楽しく豊かなものになります。
一つずつ説明していきます。
１．ネイル技術
ネイルサロンで働くためにはネイルの技術と知識は当然必要なことは簡単に想像がつくことでしょう。ネイルスキルを常に磨き続けることが必要です。
手先が器用、細かい作業が得意など、もともと技術が優れている人もいますが、そうではなくても数をこなすことで上達していくため、1年目よりも2年目、3年目と年数を重ねることでよりクオリティの高い仕上がりになっていきます。
※ネイルサロンによって最低クオリティが異なります。
※初心者でも１ヶ月〜1年のトレーニング後最低クオリティをクリアしたらお客様に入ります。
具体的には、オフ（マシーンオフができるとなお良い）、ケア、フォルム形成、ジェルオンなどがスムーズにできること、さらには亀裂補強や長さ出しなどもメニューに入っているサロンも多いです。
まずはスクールに通って技術と知識を最低限習得しておきましょう。検定などの資格が必要かどうかについては関連記事をご覧ください。
▶︎参考記事：ネイリストになるには資格が必要？
２．センス
ネイリストは爪に色を塗るだけではなく、そこにデザインを施すことも必要となることも多いです。
そこで必要なのがデザインセンス。
多くのネイリストがインスタグラムなどのSNSで自分のネイルデザインを発信していますので、それを見て真似したりアレンジしたりすることも可能です。
でも、自分のオリジナルデザインを考えられるようになると自分自身も嬉しいですし、お客様からセンスも認められて指名が増えることにもつながります。
また、デザインを作るセンスだけではなく、お客様に合わせたデザインをつくる、お客様がイメージしているデザインをつくるなど、お客様のニーズに合わせたデザインを考えることまでできるとお客様の満足度がさらに上がります。
自分にはセンスが無い、と思ってしまった人も大丈夫です。センスは理論的に学んで身につけることも可能です。
▶︎参考記事：センスがないとお悩みのネイリストに知ってほしいこと
デザインの基本から教えてくれるスクールは今のところは全国でもあまりありません。勤め始めてから壁となってしまうことがありますので、基本がわかっていると応用させることができて安心です。
▶︎お勧めコース：デザインの基本からセンスアップまでのカリキュラムをご用意
３．接客
ネイリストは爪にただ単に色を塗ったり絵を書いたりする人ではありません。
ヒヤリングやご提案も含めて、お客様に対して満足度を高めるトークも必要となります。
接客のスキルの中には、
・ニーズを引き出すヒヤリング
・お客様に合わせたご提案
・距離を縮めるトーク
があります。
これらができると、
・お客様が思っていた以上に素敵な色やデザインになる
・お客様の背景や今の環境、気分に合わせたご提案ができる
・長時間の施術も楽しくてあっという間だったと喜んでいただける
などお客様の満足度がグンと上がり、リピートや紹介につながります。
これらの３つのスキルを磨いていくことで感動レベルのサービスとなるのです。
ただし、最初からこの３つのスキルを持ち合わせている人はいません。
得意なスキルから伸ばしていくなど、自分に合う方法でスキルアップしていきましょう。
最初は２つのスキルが備わっていればお客様に満足してもらえます。
技術がまだまだだという未経験者は「デザインセンス」と「接客スキル」を頑張って、お客様に楽しい時間を過ごせたし、おしゃれなデザインで満足！と思ってもらえるように頑張りましょう。
接客が苦手、という人は、「デザインセンス」と「技術」で勝負！クリエイティブな仕事人として感動してもらいましょう。
センスがまだまだという人は、技術と接客で仕上がりの綺麗さと楽しくてあっという間の時間を提供してくださいね。
まとめ
これからネイリストを目指す人は、ネイリストに必要な３つのスキル「デザイン」「センス」「接客」のうちの２つの組み合わせでスタートしましょう。
最終的には３つがレベルアップされることを目指したいところですが、一つずつ得意なスキル２つを極めつつ、苦手なスキルを伸ばしていくという順番がおすすめです。
自分が何が得意で何が苦手かまずは向き合ってみてください。
あれもこれもと無闇に頑張るより、自分の強みを作りましょう！
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