ネイリストを目指す人は、「こんなネイルサロンで働いてみたい」とイメージがある方が多いですが、イメージすることは楽しいけれど、面接をどうクリアしたらいいかなど不安もありますよね。

ネイルスクールに通い始めて少しずつできることが増えてきた。ネイリスト検定3級、ジェルネイル検定初級も合格し、あと少しでスクールも卒業。
その頃になると、どんなネイルサロンに就職しようかといろいろなサロンを探し始める。インスタでおしゃれなネイルサロンを探すのが日課となった。
そしてここで働きたい!と思えるサロンが3つ見つかった。デザインのテイストも私好みだし、インスタもおしゃれ。こんなサロンで働けたらと思うとワクワクしてくる。
そしてそのサロンは今求人募集をしている。このチャンスを逃したくない!
未経験不可とも記載がないから、勇気を出して応募してみた。そして面接の日が決まった。
面接の日時が決まると急に現実に引き戻された気分になる。ネイルサロンの面接はどんなことを聞かれるのか、そして技術もチェックされるだろうと考えると不安で仕方がない。
自分はサロンワーク未経験だし、面接にも慣れていない。こんな私でも面接に合格するのだろうか。
志望動機、サロン経験の有無、検定保持かどうかなど聞かれると思うけれど、自分は未経験だということで悪い結果になるのではと考えてしまう。
未経験でも採用されるにはどうしたらいいのか。未経験が不利になるとしたら希望のサロンに就職することは諦めたほうがいいのだろうか。
サロンワーク未経験ということに引目を感じてしまって、不安な気持ちが出てしまい、さらに面接を受けることに自信がなくなってしまう、という気持ちはよくわかります。
サロンワーク未経験で不安というネイリストが、希望のサロンに就職するための面接のポイントを解説します。
ネイルサロンの面接について
ネイルサロンの面接の内容や進め方はサロンによって異なりますが、基本的にチェックされることは
☑️ネイリストを目指した理由
☑️志望動機(どうしてそのサロンに就職したいのか)
☑️資格の有無
☑️サロンワークを経験しているか
☑️作品や写真でデザインなどのチェック
☑️技術チェック
などとなります。
これだけ見ると未経験者は不利だと思われるかもしれませんが、考え方を変えて面接に臨めば採用される可能性が高くなります。
また、その他にもお店に合うファッションやメイク、雰囲気を持っているかどうかなども見られる可能性もあります。
サロンワーク未経験のネイリストが面接において不安に感じる要素
ネイリストがサロンの面接を受ける時に不安に思うことは大きくは以下の通りです。
1.経験者の方が有利と思っている
自分は経験がないから不利だとネガティブな感情を持っている可能性があります。もちろん経験者を優遇するサロンも多くありますが、そうでないサロンもたくさんあります。未経験者だとどうせだめなんじゃないか、未経験者というだけで落とされる、未経験と言ったらどう思われるかななどいろいろ考え過ぎて不安になっている人もいらっしゃいます。
2.技術的に未熟
真面目に努力して技術は身につけていると思ってはいるけれど、まだまだ未熟だし戦力にならないと思われて、採用にはつながらないのでは、と考えて不安に思う人もいらっしゃいます。
3.そもそも面接というものに慣れていないのでイメージが湧かない
若いネイリスト はアルバイト以外の面接(正社員を希望した面接)が初めてだったり、一般企業からの転職だとネイルサロンの面接がどのようなものかイメージできなかったり。どんなことを聞かれるのか、どんな服装で行ったらいいのかなどわからないことが多くあると不安に感じるかもしれません。

これらの理由からネイリストはネイルサロンの面接を受けるときに不安に思ってしまいます。
そして、不安に思っているとネガティブな雰囲気が表情や話し方に出てしまいますので、そのせいで採用につながらないということにならないように解決していきましょう。
未経験者が希望のネイルサロンに就職するために必要な面接のポイント
まずは先ほどあげた3つの不安要素を取り除くための考え方を解説します。
不安要素を取り除くための考え方
1.経験者の方が有利と思っている
採用する側のネイルサロンからすると、未経験者よりも経験者の方がいいということは間違いありません。ですが、経験者だとしてもそのサロンにとって不利益になる人は採用しないというのも間違いないことです。
例えば、接客業に向かない態度が垣間見られる、見た目に清潔感がない、会話が続かない、デザインセンスがサロンと合っていない、技術がそれほどでもないなど、経験者というポイントだけを取れば有利かもしれません。ですが、その他の部分で平均値に至っていない場合は採用を見送ることもあります。
逆に、未経験でも、素直で行動力がある、今の時点で会社やサロンの役に立つための自分の立ち位置を理解している、デザインセンスが抜群に良い、技術がそのサロンの平均値程度はある、お友達や家族などで施術を多く経験しているなど、他の部分で優れた部分がある場合は採用される可能性が高くなります。
特に、素直で行動力がある人は、技術も教わりながら早く上達すること、言われたことを素直に受け入れ実行する力があることですぐに仕事を覚えられるということで、どのサロンでも欲しいと思われるでしょう。
2.技術的に未熟
自分はまだまだ技術的にお客様からお金をいただけるほど上手ではない、と自信がなく不安に感じている人もいます。ですが、最初はだれでも初心者で未熟です。技術的に未熟ということでネガティブになってしまい、面接の際に表情や言動に自信のなさが出てしまうと採用されにくくなります。技術はトレーニングすることで上達しますので、安心してください。
それよりも、自分の技術を見直し、どこが苦手かを洗い出し、いつまでにどうなっていることを目指しているのかを書き出してみると良いです。どういうことかと言うと、「自分の技術レベルをただ単にできない、上手じゃない、不安だと言葉に出すだけの人」よりも、「しっかりと自分のレベルを理解して、いつまでにどこをどうしようと考えているのかを伝える人」になることで、サロン側には自己分析がしっかりできていて成長も早い人だと認識されて有利になります。
簡単に言うと、技術に優れている人でもセンスが無い、頼りない話し方で接客が不安だなと思われてしまうと採用されないことも多いですので、技術だけが問題ではありません。技術が少し劣っていても、他の平均値を上回っている部分をアピールすればいいと言うことです。
3.そもそも面接というものに慣れていないのでイメージが湧かない
経験未経験者だとネイルサロンの面接のイメージが湧かないという人も。ネイルサロンの面接は簡易的なことが多く
・志望動機
・経験年数
・技術チェック
のやりとりだけで終わってしまうこともあります。
未経験者は簡易的な面接を型どおりに進めてしまうと採用される可能性は低くなってしまうので、人柄や考え方、センスのアピールや技術上達のための計画などを伝えなくてはなりません。
面接で聞かれることと、その他のアピールポイントを事前に準備をしていれば安心です。
では、ここから未経験者のためのネイルサロン面接のポイントをお伝えします。
ネイリストは一般的な企業の面接を受ける人と異なり、事前準備をする人が本当に少ないです。
そこで準備をしっかりとしておくことで、他の人と良い意味で差がつきます。
履歴書など物理的な準備も大切ですが、考え方などマインドセットが最も重要です。
物理的な準備や当日の言動に関しては別の記事でお伝えしますね。
面接のための大切な考え方の3つのポイント
1.こちらのネイルサロンでどうしても働きたいという強い気持ちを持って臨む
→「どうせダメだろう」、「私なんて無理」などと心のどこかで少しでも思っているとそれは相手に自信の無さとして伝わってしまいます。自信の無さはネイルの接客の際にもお客様に対して出てしまうものだと考えられて、採用につながりにくくなります。未熟な自分はまた別の話です。このサロンで働きたい、という思いを強く持って臨みましょう。
2.好きなネイルをしたいからというのではなく、サロンの役に立ちたいという気持ちで臨む
→「こちらのネイルサロンだったら自分の好きなデザインができると思ったので」「技術をたくさん学んで将来は独立も考えていて」などと言われるネイリストも多くいらっしゃいます。その気持ちや夢は持っていてもいいですし、面接で話すことも絶対ダメというわけではありません。ですが、採用する側としてはサロンや会社の戦力になって欲しいと考えています。まずは「〇〇をして(できるようになって)サロンの役に立ちたいと考えています」という意思を伝えましょう。自分の気持ちや夢はそのあとです。
3.ポジティブな気持ちで受け答えする
→自信ないことに関しての質問があった時にも、「それはできないです」などとネガティブな返答をするのではなく、「〇〇までにはできるようになりたいです」など、ポジティブに答えましょう。

まとめ
サロンワーク未経験のネイリストが希望のサロンに就職するための面接のポイントは、まずは考え方をしっかり持つことが重要ということになります。
面接の際の質問に対する返答や、持ち物、服装など表面的なことを整える前に、マインドを整えなければ相手に伝わるものも伝わらないと言うことです。
未経験だからこそ、考え方の部分をしっかり持って臨むことで、「何か違う!」と感じてもらえます。そうすることで未経験ということよりも光る何かを見つけてもらうことができます。
楽しいネイリスト人生がスタートできるように頑張ってくださいね。
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